どうも上手くいく子とそうでない子がいる。

「何が?」というと、数の導入です。

もう、常に悩んでいることですが。

「できる子とできない子の差はここ」でも書きましたが、
数字を量と、とらえられない子がいます。

大体、おばあちゃんに算数を教わっている、保育園で無責任に数のことを教わっている‥というパターンが非常に多いのです。

で、コレはどういうことかと考えてみました。

授業では文章題などの答えに必ず「助数詞をつけてね」と、指導します。
まあ、基数詞とおっしゃる方も親御様の中にはいらっしゃるかもしれませんが、
○個、○人、○匹、○膳、○本、○冊、○枚、○輪など(○のなかに数字が入る)のようなものですね。

授業で時間があればもっと古い話になって、刀は一振り、屏風は一台か一架(か)。
それからイカやタコは、食品の場合一杯というけれど、生物としては一匹というよと、余談で話したりもします。
また、二つが組になっているものは、例えば靴やくつ下なら二つで一足、手袋なら一双(そう)ですね。

助数詞を忘れずにつけてもらうのは、物を量として捕らえてほしいからなのです。

この助数詞に対し、読み方は同じなのですが漢字の違う「序数詞」というのがあります。
「助数詞」が量を表すのに対し、
「序数詞」は順序を表します。

たとえば英語では、first,second,third,fourth,fifth‥と続く順番を表す言葉がありますよね。

日本語はどうでしょうか?
物の量も、1,2,3,4,5、
順番も1,2,3,4,5

いっしょじゃん!!
と笑っちゃいます。

そうなんです、日本語には序数詞が無いのです。
その代わりに順番を表す場合、第○、○回目、○日目、○位、○番目といった言葉をくっつけます。
まあ、日にちだけ、ついたち、ふつか、みっか、よっかという和語がありますが。
このように、量も順番も同じというところに、日本の子どもたちが数を捕らえにくい原因があるように思うのです。
逆に言えば、それゆえに機械的に計算の答えを出すソロバンが今でも受け入れられているということにもつながるように思います。

人生最初の算数は、この違いをしっかり理解させるところから始めなければいけないと思うのです。
この違いが、理解できる子はその後に適切な指導をすれば、天才的に算数能力を伸ばしますし、この部分でつまずいてしまうと、4桁の暗算などで理解ができなくなり「それならソロバンをしていた方が良かった」とか、「筆算で処理をさせましょう」とかという話しになります。

私の尊敬する朝倉算数道場の朝倉仁先生も、「できる子は文章題を読みながらその数字を量として想像している」と、おっしゃっています。

例えば「みかん5個」と書いてあると、「一度に食べるには多いな」とか、「みかん157個」だったら、「みかん箱一つ分くらいかな」という感じです。

私も、同感で非常に優秀なお子さんは文章題をし始める頃「おりがみを37枚持っていましたがお姉さんに23枚あげました」と書いてあると、計算を始める前に「ええー自分の方が少ないやん」という声を上げたりします。その折り紙を自分が持っていてその感覚を量として捉えているのですね。

どうか、このブログをお読みいただいている保護者様のお子様は、数を量で捉えられるように常日頃からお声がけをしてあげてくださいね。