「パズルクラブの国語」

パズルクラブのメイン教科は「算数」ですが、国語が出来なければおはなしになりません。

ということで、ご希望の方などには国語の授業も受けていただいています。

幼稚園から始める国語は、名詞を(もってこれたり触れたりできるものが多い)とか、動詞(もって来れないけどやってみる事は出来る)という説明をして、実際に動作をする事もありますし、小学生には書いてもらったり、文の中から見つけ出すこともしてもらっています。

ところで、この作業の中で、子ども達が知らない言葉が多いのです!

例えば1年生の授業では、形容詞の「ひもじい」ということばを知らない子がほとんどでした。

ひもじい思いなんてした事無いんでしょうね。

マンガのキャラクターに同じ名前の者がいるらしく、みんなそっちを思い浮かべていました。

「さもしい」「むなしい」「はしたない」「ひんがいい」なども、わからないようです。

そこで、おうちで国語辞典で調べてねと言いましたら、おうちに国語辞典が無い!とのこと。

えーっ!!!驚いてしまいました。

我が家は国語辞典だけでも5冊ほどあるので、国語辞典がないおうちがあるとは思いませんでした。

そこで、どんな辞書が良いですか?という質問がありましたので考えてみる事にしました。

以前私がしていた国語の授業では「辞書引き競争」というのをしていて、辞書の引き方から始まり、少しむずかしめの語句をお題として出し、誰が一番はやく辞書で意味を調べられるかという競争を授業の一番最後にしていました。

そのとき唖然とした事があります。

みんなそれぞれ自分の辞書を持ってきてもらうのですが、ある出版社の国語辞典は毎回「載ってない」という状態でした。

例えばその辞書は「千差万別」は載っていても「千載一遇」は無いのです。

ここに出版社名を書くのははばかられますので、その辞書を教室に置いておきます。ヒントとしては、数年前に会員名簿が流出して大騒ぎになった会社の辞書です。

我が家はその国語辞典を祖母から送られたのですが、勉強にはちょっと使えませんでした。本屋さんで「一番売れてる」ときいて贈ってくれたらしいのです。この辞書が一番売れているとは‥。日本の国語力の低下が進むのは当たり前か、とがっかりしました。

この会社は他にもいろいろ「日本の小学生を馬鹿にしすぎ」ているようなレベルの低い内容を「教育」と称して販売しているので私は憤慨しています。

例えば、英語教育ではマイクで発音チェックが出来るというものがあり、全く違う言葉でもアクセントの位置が合っていれば「OK!」とか言ってくるので、おもちゃでしかありません。

この会社で褒められるのは、ご挨拶や日常のやり取りをキャラクターが教えてくれる年代までですね。キャラクターが教えてくれると子ども達はすなおに「どうぞ」とゆずれるようになったりしますから。

あ、すみません脱線しそうです。

国語辞典に話を戻します。

以前、金田一春彦さんの「三省堂クラウン学習国語百科辞典」を、家においておく子ども用の辞書としてお勧めしていたのですが、現在廃盤となってしまっているようです。図解が多く見やすくてよかったんですがね。(アマゾンなら中古での販売はあるみたいです)

小学校三年生レベルの漢字が読めるお子さんなら中学受験時まで使える「旺文社国語辞典」をお勧めします。ただ、説明文の一部にしか振り仮名が打っていないため、漢字の読めるお子さん前提になります。

あとは国語の教科書を作っている「光村出版の小学新国語辞典」は、特に光村の教科書を使っている学校に通っているお子さんには良いのではないでしょうか。

全ての教科書の漢字を調べ上げ、あと1500語を追加している「三省堂例解小学国語辞典」も良いですね。全ての漢字にふりがながうってあるので、まだ漢字が読めないお子さんにも使えます。図解も多いです。お子さんには、写真より写実的な絵が説明にはいいのです。写真は不必要な情報もその画像の中に入ってしまいますが、写実的な絵は的確に一目で説明が理解できます。

みなさんが本屋さんで辞書を選ぶ時、一つの語句を色々な辞書で調べて比べると思うのですが、このときパッと思いつくのは「よく知っている言葉」なのですね。普段のお子さんとの会話でお子さんが「知らなかった言葉」をいくつかひかえておいて、その言葉を引き比べ、どの辞書がお子さんにとってわかりやすく解説しているかということで選ぶといいと思います。横に見出しがたくさんついているとかカラーが多いとか字が大きいとかよりも、解説主義で辞書を選ぶと間違いないですよ。見出しなんかはすぐ馴れますから。

辞書は、わからないことを調べるためのものですからね。

やっぱり、国語辞典は三省堂を選べば、失敗は少ないという事かな。

☆文章の中で「国語辞典」と「辞書」という二種類の言葉を使いました。

書籍の名称はそのままにしています。

辞書は文章中、国語辞典の省略形として使いました。