「ピグマリオン」の本当の意味をご存知ですか?

「ピグマリオン」というのは、ギリシャ神話に登場する 若いキプロス王の名前です。

女性不信に陥ってずっと独身を通してきたピグマリオンは、芸術面では彫刻の名手として知られており、ある時 美と愛の神ヴィーナスの姿をモチーフにして 自分の理想の女性像を彫りました。

あまりに出来栄えが素晴らしく 自分で彫った像に恋をしてしまい、この乙女を妻に迎えたいと強く願って

寝食も忘れるほど 毎日 丁寧に磨き上げたり 声を掛けたりしていました。

これを見て深い想いに心を打たれた女神ヴィーナスが願いを聞き入れ、彫像は生きた娘になり、二人は結ばれます。

「ピグマリオン・コンプレックス」「ピグマリオン効果」はこのピグマリオンの物語から名付けられた心理学用語で、
「ピグマリオン・コンプレックス」は、女性不信で彫像をこよなく愛したピグマリオンのように
「男性が 現実の女性に興味を示さず、かわいらしい人形を溺愛すること」 あるいは
「女性を人形のように扱い 自分の理想どおりの振舞いを求める性癖」を意味します。

前者は 近年 オタクのフィギュア愛好などと結び付けて語られることもあり、
また後者は 女性の主体性と男性側の捉え方に関連して フェミニズムの観点から話に出る場合があります。

「ピグマリオン効果」は、ピグマリオンが毎日 熱心に彫像の乙女を見つめて人間になることを願い
ついに それが叶ったように、「期待を込めて見守っていれば、相手もそれに応えようとして 期待が実現する」
という効果を指します。実験では、無作為に「成績が伸びるであろう生徒」を選んで名指しし、
数ヵ月 観察した結果、 本当に成績が向上した例が報告されています。

(以下、ウィキペディアより)

ピグマリオン効果(ピグマリオンこうか、: pygmalion effect)とは、教育心理学における心理的行動の1つで、教師の期待によって学習者の成績が向上することである。別名、教師期待効果(きょうしきたいこうか)、ローゼンタール効果(ローゼンタールこうか)などとも呼ばれている。なお批判者は心理学用語でのバイアスである実験者効果(じっけんしゃこうか)の一種とする。ちなみに、教師が期待しないことによって学習者の成績が下がることはゴーレム効果と呼ばれる。

1964年春、教育現場での実験として、サンフランシスコの小学校で、ハーバード式突発性学習能力予測テストと名づけた普通の知能テストを行ない、学級担任には、今後数ヶ月の間に成績が伸びてくる学習者を割り出すための検査であると説明した。しかし、実際のところ検査には何の意味もなく、実験施行者は、検査の結果と関係なく無作為に選ばれた児童の名簿を学級担任に見せて、この名簿に記載されている児童が、今後数ヶ月の間に成績が伸びる子供達だと伝えた。その後、学級担任は、子供達の成績が向上するという期待を込めて、その子供達を見ていたが、確かに成績が向上していった。報告論文の主張では成績が向上した原因としては、学級担任が子供達に対して、期待のこもった眼差しを向けたこと。さらに、子供達も期待されていることを意識するため、成績が向上していったと主張されている。この詳細がまとめられた報告書は、Rosenthal, R. & Jacobson, L.:"Pygmalion in the classroom",Holt, Rinehart & Winston 1968として刊行された。

(引用ここまで)

つまり、ピグマリオン学育研究所のピグマリオンとは、教育現場での実験結果にもとづき、
「子どもが伸びることを心から信じて教育に当たれば、どの子も絶対に伸びる」というところから、この名前がつけられています。

期待しない場合、子どもは伸びない「ゴーレム効果」で、成績は下がります。
無意識に行っていないですか?
お子さんを持つ方、全員に問うてみます。

もし、心の中で「どうせうちの子は‥」と思っているならば、それはあなた(保護者や教師)が成績不振の原因の一端を担ってしまっているのかもしれません。

過度の期待はよくありませんが、子どもの才能を信じてあげてくださいね。