昨日はお盆でした。

ご先祖様に感謝できる日が年に一回訪れる日本という国は、本当に素晴らしいと思います。

 

私の好きな言葉はいくつかあるのですが、その一つに「人生は思い出作り」という言葉があります。

まだ私が、フリーアナウンサーをしているときにレギュラー番組のプロデューサーがいつもおっしゃっていた言葉です。

 

「あの世」とか「天国」という言葉で表される、死んだ後に行く場所があるとすれば(私はあると思っています)そこに持っていけるのは、

「名誉」「地位」「財産」などではなく、唯一「思い出」だと思うのです。それが、その人が生きてこの世で行ったすべてです。

きれいな思い出をたくさん心に詰めて、あちらの世界に旅立ちたいものです。

 

私はかつて日本の企業のトップクラスの方々や、行政の長といわれる方々にインタビューをさせていただく、誌面のお仕事もしていました。

その方々のオーラは、やはり素晴らしく輝いていました。そういうオーラがすごい方は「いかに苦労をしてきたか」「どのように地域の人に尽くしてきたか」そして「感謝してもしきれない」という言葉がお話の中に入ってきます。

 

私も小さな教室ではありますが、魂を込めて日々の授業をしています。

生徒の中には、学ぶことに前向きになれない子や、集中力がすぐに切れてこちらが一回の授業でやりたい内容の半分もできない子もいます。

また、健常なお子さんなのに叱れないお母様もいます。

健常なお子さんであれば、人としてしてはいけないことをしてしまったとき(子どもなのでそういうことは日常的にあります)きちんと言葉で叱れば理解できます。しかし、お母様のほうがなぜか「ごめんごめん」と謝ったり、笑いながらやさしい声で「駄目よ」といってやり過ごすのです。お母様が何も言わずにスルーこともあります。そのお子さんは、その後も同じことを繰り返し、お母様も同じことを繰り返します。

人としてしてはいけないことをしてしまう。これは、子どもたちがまだ社会性が伴わない幼い年齢の場合、どのお子さんにもありうることです。例えば、気に入らないときに物を投げる、うまくできないときにすぐに投げ出す、同じクラスの友だちができないことを馬鹿にして答えを教える、となり子の答えを盗み見るなどなど。こういうことがエスカレートすると犯罪に結びつきます。

その前に、周囲の大人は魂を込めて子どもが小さいうちに叱らなければいけません。別の言葉でいうと「言い聞かせる」のです。うわべの言葉だけでは、子どもたちには伝わりません。魂の言葉を投げかけて、初めて子どもは理解できるのです。それが「教育」だと私は考えます。

私には、そういう子どもの行為がエスカレートしたらどのようになっていくのかが見えますので、叱れないやさしいお母様の代わりに叱ります。その一瞬、お子さんには嫌われるかもしれません。でも私が叱るときは、自分の子どもと思って愛情をこめて遠慮なく叱ります。それでその子が、いい人生を歩んでくれるならばそれ以上の喜びはありません。

このような思いで授業をしており、大きな声を出すこともあるのですが、一度もお母様から「うちの子を叱らないでほしい」と言われたり、それが原因で生徒が「パズルクラブに行きたくない」と言っているというのを聞いたことがありません。むしろ私によく叱られているお子さんが「毎日パズルクラブに行きたい」とか、お休みの日に「今日はパズルクラブ無いの?」とおうちで言ってくれていることもあるようです。

そして子どもの成長には波があり、いっつも何か叱られて授業が止まってしまうお子さんが、あるときを境にぐんと伸びる時があります。その時を周りの大人は見逃さずに、誉めてほめてほめまくらないといけません。これまでぐにゃぐにゃしていた体がシャキッとして、その子を包んでいるオーラというかエネルギーというものが強くなる時です。私は、オーラというものを直接目で見ることはできませんが、近くで感じることができます。オーラの感じ方がわからないという大人の方は、お子さんの顔をよく見てあげてください。雰囲気がガラッと変わって、急に大人っぽい顔つきになるときがあります。その時がお子さんの中で、何かが変化しているときです!

 

ところで先日、少し乱暴をしてしまうお子さんのママから「悪いことをしたときに、少し叩いてもいいですか?」という質問がありました。

私の答えとしては、2歳ぐらいまででかつ危険性が伴うときは、お尻を叩いてもいいと思っているのですが、パズルクラブに通う年齢(2歳半からです)は、基本的にご両親であろうとも手を出したらいけないと思っています。なぜなら、2歳以下なら叩かれた記憶はほぼ残らず、本能的に「これをしちゃいけないんだ」という感覚が残るだけなのですが、2歳のお誕生日以降は、知恵が出てきますので「自分の思い通りにするには叩けばいいんだ」と、学習してしまうからです。

(念のために書きますが、『危険性が伴う場合、教育のために2歳になるまでに数回お尻を叩く』のと、『日常的に大人の感情に任せて暴力をふるう虐待』とは全く別物で切り離してください。危険性が伴うとは、例えば高いところから無理に飛び降りようとしたり、熱いものを不用意に触ろうとしたりする場合です。そのようにそのまま放置すると、ケガをしたり命にかかわりそうなときのみ、そういうことをしてはダメだということをしっかり教えなければいけないということです)

また、よく青春ドラマなどでやんちゃな青年の頬を打って、その青年がハッと気づき「僕は何をしていたのだろう」と改心し真面目になるなんていうのがありますが、あれは特殊な世界です。いま、私が言っている幼児期のこととは話しが違います。

 

さあ、夏休みも残り半分を切りましたが、たくさんの「いい思い出作り」をしてくださいね。

私が一番好きなのは、子どもたちの「屈託のない笑顔」です。「幸せを絵に描いた」とはそのような笑顔をいうのではないでしょうか。そういう笑顔をたくさん見ることができるお父さんお母さんもまた幸せです。