平成28年も暮れようとしています。今年一年、ありがとうございました。

トレーニングや訓練をしない、ただ単なる反復や解法の暗記もしない、幼児教室としては少し異色の教室として、平成19年からスタートし来年で10年目を迎えます。

幼児教育は早期教育とよく勘違いされるのですが、パズルクラブは幼児期ならではの教育の場にしたいと願い日々努めてまいりました。

お子さんは様々な体格・能力を持って生まれてきます。それぞれである以上、優劣もあるでしょう。

体格を例にとって考えてみます。

赤ちゃんの時に適正な栄養を取っていないと、年齢を重ねても大きく育たないですね。年を重ねてから取り戻そうと栄養をむやみに取っても、ただ太るだけで身長が伸びません。

また、まだ幼い段階で筋肉をつけすぎると、その筋肉が引っ張る力が強すぎて、これも身長を伸ばすのを妨げます。

生まれたとき、優位な体格を持って生まれてきたとしても、その後栄養を取らず不適当な筋肉をつけすぎるとやはり身長が伸びません。

幼児の教育も同じで、大きくなってからすることを早期にするのではなく、幼児には幼児期に必要なことを一つ一つ生徒さんたちといっしょに学んでいきます。それが大切だと思っています。

体作りは、幼児期には筋肉ではなくストレッチが大切です。しなやかな体を作ってから後で筋肉をつけるのです。

能力も、幼児期にはまず柔軟な思考力をつけてほしいと思います。そのあとで、スピード・テクニックです。

例えば普段過ごしている場所の地図を一緒にみてあげると、中学受験で必須の「比」をスケール感をもって実感できるでしょう。(縮尺という意味です)

積み木やパズルの形は、自然の中には少なくて人工物の中にはたくさんあります。例えば直角の形を教えるとき「直角は90度」という風に教え込むのではなく、「このお部屋にも同じ形があるね。どこにあるかな?さがしてみて」とうながしてみます。そのほかの基本図形の形も積み木やパズルの形で見せてから知っているものの形と同じかどうか考えてもらいます。

正方形はハンカチ、直角二等辺三角形はサンドイッチ、扇形はピザといった具合です。

ピザを二つ組み合わせて半円をつくったり、ハンカチを半分に折って長方形、それをまた対角線で折って直角三角形を作る子もいます。

そういうやり取りで、人は基本図形の中で生活していることに気が付くでしょう。

子どもたちとそんなふうに楽しく学んでいきながら、どの子も持っている能力をフル稼働しながら伸びていけるようにと心から願っています。

来年も、生徒さんたちの成長を感じながら一緒に過ごしていきたいなと思っています。

皆様と皆様のお子様が、2017年も素晴らしい年になりますように。