最難関7校から医学部を受験するということ

まず、確認しておきますが、「パズルクラブ」は将来医学部を目指すお子さん方の幼児教室ではありません。適齢(年中まで)のお子さんでしたらどなたでもご入会いただいています。

ただ、講師の半分は家人が医療関係に従事しているとか、お子さんが現在医学部に在学中とかです。

また、生徒さんの半分とまでは行きませんが、三分の一以上はお父さまやお母様、またはおじい様が医師というご家庭です。

ですので、どうしても「子どもの将来は、医者に」という思いのかたが多くいらっしゃいます。

そこで、医学部へのアンテナも自ずから働く事になるのです。

そして、「パズルクラブ」の男子は「最難関7校」、女子なら「洛南」や「神戸女学院」に進学されたり目標としたりする場合が多いですので、そのあたりのお子さんが目指す医学部というところに注目してしまいます。

さて、タイトルに「嘆き」と書きました。何を嘆いているのでしょうか。

上に書いた中高一貫校の生徒さんが目指す医学部というと

☆東大・京大・阪大

☆上記以外の旧帝医学部

☆神戸大学

あたりでしょうか。

このうち、まずは来年の入試で神戸大学医学部受験に大きな変化があります。

今までは「いかにセンター試験で国語・社会で高得点を取るか、ここで大きく取りこぼした場合には合格はなし」だったのです。

しかし配点の変化があり、激震が走っていますので比較してみましょう。

【2016年までの配点】

 ①センター試験‥英語75点 数学50点 国語125点 理科50点 社会75点(合計375点)

 ②二次試験  ‥英語125点 数学150点 理科150点 面接50点(合計475点)

【2017年度配点】

 ①センター試験‥英語80点 数学80点 国語80点 理科80点 社会40点(合計360点)

 ②二次試験  ‥英語150点 数学150点 理科150点 (合計450点)

つまり他大学と同じように医学部志願者に多く見受けられる「国語・社会が苦手な受験生でも英語・数学・理科で満点近い高得点が望めるなら、十分に合格点にとどくようになった」という事です。ただ、面接が点数化されなくなったのはほとんど影響ないと思いますが。

理系頭のお子さんも合格しやすくなったという、医学部のコメントとしてはおかしな感想になります。

また、前期の募集人数が77名から92名に増え、AOが25名から10名と減、推薦は10名で同じです。

AOがかなり減りましたので、これまで3名推薦を出していた学校(神戸女学院や甲陽学院)などは、大学から1名にしてほしいと要望が出てきそうです。

つまりどういうことかというと、これまでAOと前期の2回受験の機会があったのが1回になる可能性が高くなるということです。

そして、関西圏でのもう一つの変化は‥

阪大医学部の後期試験が廃止されるという事。

それに伴って前期募集人員が218名から256名に増加されます。

つまり、こちらも受験の機会は1回になるということです。

では、併願をどこにするのかという話になりますね。

国立の後期はどこも倍率が高いし、年度によって志願者倍率がジェットコースターのように変化しますから、とても予想しにくいのです。

となると私大になりますよね。では各私立医大のボーダーラインは、

大阪医科大(センター92%)

関西医科大(センター91%)

兵庫医科大(センター90%)

近大前期(センター90%)

近大中期(センター91%)

あれれ?そんなに高い?と思われる方が多いかと思いますが、今はこういう時代です。

センター90%といわれた時代は終わりました。

国立の二次試験対策の期間に私立の入試があり、どちらも中途半端になりそうなら、思い切って国立を捨て、私立専願も現実的に考えましょうとなる。

何が何でも国立と思うなら、センター92.5%以上をとりましょう。

さて、ここまで考えた時に、ふと思い出されるのが高槻中学・高校ですね。

医学部に向けた勉強の後押しとして、高校では医学部進学希望者には大阪医科大との連携指導もされるようです。あくまで国立医学部を目標にがんばらせるらしいですが、最終的には大阪医科大への推薦枠10名は魅力ですね。(推薦はどうやら女子から決める方針のようですが)

ところで、こちらを読んでくださっている方のお子さんは、2020年から始まる新制度の大学受験になるので、センターは関係ないわとおっしゃる方が大半でしょうね。

でも新制度の中でもこの路線は変わらないと思います。

結論⇒神大も理系頭の医学部化。近畿圏のお子さんが多く受ける国立医学部はチャンスが一回と考える。二次対策の時間をとるために私大をたくさん受けられない。私立医大への推薦も考えて中高一貫校を選ぶのもあり。(高槻や近大附属など)