「何も学んではいけません。 自分の興味のある分野について考えてください」

TEDという世界的講演会を ご存知でしょうか。

カナダのバンクーバーで、毎年大規模な世界的講演会を主催している非営利団体のこと。
TEDが主催している講演会の名称をTED Conference(テド・カンファレンス)と言い、学術・エンターテイメント・デザインなど様々な分野の人物がプレゼンテーションを行なう。(ウィキより)

子どもの通う中学校でも、1年生からこの映像を視聴して、感想を書くなど英語の教材に使用しているようです。

その中に、ジェイコブ・バーネットさんという「 13歳の少年」も、このTEDで講演を行い、そのときの言葉が冒頭に赤い字で書いたのもです。(実にノーブルなお顔立ちをした少年です)

このジェイコブ君は2歳の頃自閉症と診断され、医師からは講演をするどころか学習しないし、話す事も、靴紐を結ぶ事も、無いと言われたそうです。

しかしながらその10年後に
「微分積分をしたい人のために、分かりやすく説明したビデオ」
というものを作成します。

これが 200万人に視聴されるという大ヒットとなり、しかも、それを作ったのが 当時12歳の少年だとわかり、有名になったのだそうです。

まあしかし、12歳とはいえ、その時大学(プリンストン大学)2年生ですし、それほど不思議なことではないでしょうが。

その彼はTEDで、「ニュートンやアインシュタインも考えて創造した」と歴史的偉大なる人物を引き合いに出して、学ぶ事よりも考える事の重要性を説きます。

ニュートンやアインシュタイン、そしてジェイコブ君と同じくIQ170-IQ200くらいの人はまだ他にたくさんいるでしょう。では、上の三人とそれ以外の人の何が違うのか。

それは創造するかどうかであるとジェイコブ君は言うのです。

確かにそうですよね。
IQ200でも創造しない人は、例えば円周率を20万桁覚えているとか、
世界の国旗を見て、国名を当てるとか‥。
で、それでおしまい。
人類には何も貢献しないのですね。
ただ、すごいというだけ。

せっかく神様から頂いたギフト(高IQ)を無駄に使っている(笑)

だから、私は思うのです。

人は生まれた時から、最初は「まねる」ことを始めます。
そして、今までの人類が獲得したものを「学び」ます。
これで終わってはいけないのです。
その学び(ルール)を元に、自ら考えて創造してほしいのです。

親が子どもに思考力問題の解き方を教えたり、手助けしてはいけません。

最後に、TEDでのジェイコブ君の提案です。

皆さんにやっていただきたいことは、次の 24時間、まあ、土曜日ですが学校があったりとか、いろいろとある人もいるでしょうが、次の 24時間は、学ばないで下さい!

これから 24時間、学ぶことを禁止します。

その代わりにやってほしいのは、何かの分野に・・・皆さんは何か好きなことがありますよね? ここで少し話しただけのぼくは、皆さんが何に興味あるのかわからないですが、みんな何か好きなことがあって、それが何かは、自分でわかっていることでしょう。

その分野について学ぶかわりに、その分野について考えてほしいのです。

その分野の学生になる代わりに、「分野そのもの」になってほしいのです。

音楽でも建築でも科学でも何でもいいです。

その分野について考えてほしい。

そうすれば、あなたは何かを創り出すことができるかもしれないのです。


講演の映像はTED Jacob Barnett で検索すると出てきます。
親切な人が日本語に訳したものも上げてくれているのでそちらでご覧になっても大丈夫です。

是非、ジェイコブ君を始めTEDを視聴してみてくださいね。