「子どもには、ネイティブのような発音で英語が自然に話せるようになってほしい」

と、思っていらっしゃいますか?

私もそうでした。

ご近所に幼児の英語スクールが大小取り混ぜて、点在する土地柄です。

その中で、ネイティブスピーカーがたくさんいらっしゃる英語のプリスクールに入れました。
そのスクールのトップは国際会議で同時通訳として活躍された方。

幼稚園に入る前、保育園と同じように朝9時にプリスクールに送り、午後3時ごろのお迎え。(遅い時は延長して5時とか6時)
週3回以上これを繰り返し、私と違って英語ができる子になる事を夢見ていました。

参観日はありましたが、普段どのように英語を学んでいるのかは見る機会があまりありませんでした。

このプリスクール代が、当時の私の一ヶ月のお給料とほぼ同じくらいでしたから、相当払っています(笑)

しかし結局、幼稚園入学前にプリスクールから告げられたのは
「舌が硬くなって動かない。英語の発音ができなくなっている」

『えぇ~!!!何のために1歳から預けたのよぉ』
怒りが爆発しそうでした(泣)

その後、あちこちの英語教室、個人指導等々受けさせました。
アメリカ人、イギリス人(の上流階級の人)、インド人、など。

その成果は‥全く駄目でした。
既に、子どもには英語に対する劣等感がプリスクールで出来上がってしまっていました。
「僕は英語が出来ない人間なんだ」と。
母の失敗です。ゴメンよ、息子よ。

今、その子は中学一年生。

実は、中学に入ってからある方法で発音を挽回し、学校でもネイティブの先生のテストでは、まあまあいい成績をとっています。

何をしたか。

お話ししますね。

一番大切な気付きは、
「ネイティブに『発音の指導』が出来るとは限らない」という事です。

スポーツで言うと、身体能力の高い人が自己流でするとある程度まではいけますが、その後、体を痛めたり伸びなかったりするのはよく聞きますよね。

そこで、専門のコーチなどが適切なアドバイスをしフォームを矯正すると、またさらに上達するわけです。

スポーツや楽器演奏が、自己流で伸びないのは既に常識化していますが、これが英語の世界では常識になっていないという事です。

注意してほしいのは、「ネイティブスピーカーと話す機会を増やせば、自然と発音がよくなるというのは、誤解だということ」

特に流行っている、スカイプでネイティブに指導を受ける場合は要注意です。

英語には基本的に敬語がありませんが、ちょっとした発声やアクセント、そして同じ意味でも、どの単語を使うかで、上流階級の英語と下品な英語が分かれるように思います。
また、方言も当然あります。

ただただ、英語で生活しているからといって、その人の発音を習得してしまっていいのでしょうか?
特に、英国の植民地だったシンガポールはアジアで最も英語が通じる国。
現在は、マレー語、中国語、タミル語とともに英語を公用語として、公立学校ではほとんどの授業を英語で行うなど力を入れいれています。
しかし「シングリッシュ」という言葉を一度は聞いた事があると思いますが、シンガポールの英語は独特で、主語や動詞の変化を省略したブロークン・イングリッシュが、はびこっています。

外資系に務めていた友人が、子どもを連れてシンガポールに転勤になった時も、このシングリッシュが子どもの身についてしまうのをとても恐れていました。

子どもに正しい英語を学ばせるには、日本からハリウッドに行った映画俳優の、英語指導でも取り入れられていますが、その人の発音の癖を把握した上で、適切に発音を矯正してくれるコーチが必要です。

日本人には特有の癖などがあり、「日本語を母語にする人は、この発音をする時に舌がこの位置に来てしまうから、もう少し舌を上にずらすといいですよ」というような、英語だけでなく指導を受ける側の言語も理解している先生が最適なのです。

でも、そこまでの先生はなかなか見つからないし、いらっしゃっても高額です。

では、どうすれば良いのか。

長くなってしまいましたので、続きは次に。