教室を開設してこの秋で丸7年になります。

この間に思い続けてきた事は、
「手首から先を自分の思うとおりに使えるようにしてあげたい」
ということです。

指先でまわすコマ、紐でまわすタイプのもの、影絵、切り絵、あやとり。さらにひねるタイプの水道の蛇口、コップつきの水筒‥、子ども達の生活の中から手首から先を器用にするものがどんどん姿を消し、反射神経だけを養うゲーム機に取って代わられています。

なぜ、手首から先を器用にしてあげたいのか。

舌足らずの表現なので、うまく伝わっていないかもしれませんが、それは手首から先が上手に動かせる子とそうでない子の知能発達が違うと実感しているからなのです。

逆に言えば、手指がまるで大人のように器用に動かせるお子さんは、知能発達・性格(人格)などが申し分ない子がほとんどです。

ところで、今年の10月から年少下「Petit Anjge」クラスを開設します。

欲張って、ピグマリオンぷち+モンテッソーリ+ギルフォード教育を取り入れて授業をしていきます。

(ピグマリオンぷちのプリントの中にモンテッソーリやギルフォードの考え方はふんだんに入っているので、そのモンテッソーリの実践やギルフォードのカードを使って具体的な学びを加えます)

そこで現在、モンテッソーリ教育の復習を一生懸命しているところです。

その、モンテッソーリ教育の日本の第一人者であらせられる相良敦子先生の高著に手先のことが書かれていました。その言葉をお借りしてここに記したいと思います。

「子どもの知能は手を使わなくてもある水準に達します。
しかし、手を使う活動によって子どもの知能はさらに高められ、その性格は強められます。
逆に、子どもが手を使えるものを見出せず、手を使って周囲にかかわる機会を持たない場合、また、手を使いながら深く集中する体験をしたことのない子どもは幼稚な段階にとどまり、人格はきわめて低いものになります。
 そんな子どもは、素直になれなかったり、積極性を欠いたり、無精で陰気な性格になってしまうのです。
ところが、自分の手で作業できた子どもは、明瞭な性格とたくましい発達を示します」(『ママ、ひとりでするのを手伝ってね!』相良敦子著 出版:講談社)

手首から先を自由に動かせるようにするには、日常生活が大切です。

子どもにはあえて便利ではない生活をさせれば、ひとりでに手先が器用になります。