先日、2016年中学入試について書かせていただきましたが、

洛南高校附属中学の合格点について、少し訂正いたします。

専願と併願の合格点の差が2014年で40点、2015年は50点と書きました。
しかし、これは男子の場合だったようです。

女子のことについて書いていた文でしたので、これは間違いです(と、思います)。
と、思いますというのはホームページでは2016年の入試結果しか見られないので確認のしようが無いからです。

従いまして、洛南の今年の結果から見てみることにします。
■合格者成績

科 目 国語 算数 理 科 社 会 総 合
配 点 150 150 100(50)

100(50)

400

最高点 132 150 97 92 365
最低点 76 65 49 50 251


3教科型 106.8 115.0 77.1 298.9
4教科型 110.2 101.0 69.7 75.8 284.5
(73.2)
  専願合格点 男子 251点、女子 281点
併願合格点 男女 306点

洛南のホームページにはこのように出ていました。

400点中併願での合格は男女とも306点。
専願は男子が251点で併願との差は-55点、
女子専願は281点ですから併願との差は-25点ですね。

つまり、併願だと76%以上とらないと合格に達しません(灘・甲陽合格組みはこのライン)が、
女子はほとんどが最初から専願で願書を提出していると思いますので、71%以上取れれば合格に達します。

(さらに専願の男子と女子の合格点の差は、30点!)

洛南に入学される方は、ほとんどが専願出願と思われます。

入試問題の難易度から考えると算数は70分をあたえられますし、正答率7割はさほど難しくはありません。

何が言いたかったかというと、洛南だけを見ると女子は男子より30点も多く正答しないと合格できず厳しい戦いにみえますが、中学入試全体を見渡せば、最難関男子と同じように算数ばかりをハードにこなさなくても、合格ラインに到達するのではないでしょうか、という事。

男子と女子の脳の作りは違いますから、低学年で優位だった女子が高学年になったころに後伸び男子に抜かれていきます(そういうパターンを多くみてきました)。
低学年から解法を暗記して、飛び級してきた女子のお母様ほど焦りが出てきます。
親があせると、子はもっと焦ります。
女子は原級で進んで、余裕があればおけいこなども続けながら、楽しみとして上の学年のお勉強をされるのがいいのではないでしょうか?
そのようにしてこられた女子がいい結果を出してこられたのを数多くみてきましたから。

(神戸女学院の合格ラインは54%以上です、参考までに。)

なお、洛南について書きましたので、男子のことになりますが専願切り替えの事を少し。

洛南は関西の入試統一日の3日目に入試が行われます。

その日の朝に灘中の合格発表、夕方に甲陽中学の合格発表があります。
その結果を見てから『塾から洛南へ願書を提出した人のみ』併願で出していた願書を専願に切り替えてもらう事が出来ます。
専願に切り替えると、男子は今年で言えば併願のままよりも55点下でも合格切符を手に入れられます。

しかし、灘や甲陽をわずか数点で残念だったお子さんは繰り上げの可能性があるわけです。

その時点で洛南専願に切り替えてしまうと、灘・甲陽から繰り上げ合格の連絡があっても洛南に進む事になります。そのあたりが塾と保護者の見極めどころと言うことですね。

なお、大手塾は洛南専願切り替えしたあと、灘・甲陽に繰り上げ合格したお子さんも当然のように灘・甲陽の合格者数と洛南の両方に加算しています。塾の合格者数は、どの学校に進むかは関係ないという考えですね。

なお、この専願切り替え制度は入学願書一式には一切かかれておらず、塾と学校の内々のお約束みたいなものですので、小さい塾はこの制度が無いかもしれません。そのあたりはお通いの塾にお訊ねくださいね。
また、大手の塾に通っていらっしゃっても、個人で願書を提出した場合はこの制度が適用されないようです。

もう一言。

灘中を受けた方で、灘中に合格したとわかったら洛南受験中のお子さんを呼び出して途中退席させる保護者が、少なからずいらっしゃいます。
まるで、途中退席するのが灘合格の証でかっこいいとでも思っているかのようです。
洛南高校附属中学にも、他の受験者にもとても失礼な行為ですね。
(体調不良等で途中退席はもちろんOKです)
試験開始したら、是非最後まで受験させてあげてほしいものです。