いよいよ、エンジンをフル回転させる時期がやってきました。

あと三ヶ月で今後の6年間が決まります。

さあ、今急激に成績が下がってきたと感じる方はいらっしゃいませんか?精神的に参ってしまったり、あきらめかけたりしてしまいがちです。

でも、ここが踏ん張りどころ。

温かく栄養バランスの良いお食事を取らせて上げてくださいね。栄養面に偏りがあると満足度が低いのでたくさん食べてしまいます。そうするとお腹が張るばかりで眠くなります。胃が膨らむと食べ物を消化するために血液を胃の方へ多く送り込んで、脳の血流量がへるからです。

塾弁は、腹八分目ぐらいの量で、栄養素のバランスを考えて持たせてくださいね。

以前は、「チョコレートは、脳の栄養」とかいって、頭が疲れたときに食べていましたが、血糖値が上がると、体は血糖値を下げようとインスリンを分泌し眠くなります。

計算テストのような短時間勝負の前ならいいのですが、今の時期、ながーい時間勉強をしないといけないので血糖値を急激に上げるような「チョコレート」は、むいていません。

もし、もたせるにしても、ほんのひとかけらにしてあげてください。

また、ほぼ炭水化物だけの「おにぎりだけ弁当」も、やめたほうがいいです。具におかずがたっぷり入った「おにぎらず」の方がいいですね。

さて、一日か半日、こんな時間を過ごしませんか?

5年生あたりにやった復習テストや小テストを、ずらりと並べてやり直すのです。

「出来る」「出来る」を繰り返すうちに、勢いがついて入試問題まで解けるようになります。

忘れかけていたことも思い出せます。

また、パズルクラブで使っている点描写は不思議な教材で、6年生で成績がガタンと落ちた生徒さんに、一日一問を毎朝といてもらっているうちにV字回復した子がなんにんかいます。

点描写という教材を何かに例えるなら、「脳みそのマッサージ」という感じでしょうか。

今は、志望校に特徴的な問題をどんどん解いているところだと思います。

特に、男子最難関をめざしてやってきたお子さんは「最難関=灘」とばかりに、これまで灘風の問題ばかり解いてきたのではないでしょうか?

本格的に学校を調べなおし、今から第一志望を甲陽にされる方もいらっしゃると思います。

灘の問題が解けていたのに、甲陽が解けない。または、灘合格点を出していたのに甲陽の合格基準に達しない。という現象が起こることがままあります。

それは、灘の算数が素直に解き始められるのに対し、甲陽は問題の内容が「わかった。この方針で解けばいいんだ」と理解してから、一手間かけて処理をしてからようやく解き始められる算数が多いからなんです。

また、答えが出ても灘のようにきれいな数字にならず、本当にこれであっているのかと不安になり、無駄なやり直しや見直しに時間がとられ、時間内に終わらないこともあります。

これは、慣れれば大丈夫。

甲陽受験の場合、小5や女子中の算数、神戸女学院の文章題、星光や洛星の速さ・図形、六甲の理科あたりを解いて自信をつけさせたてあげてください。

甲陽の問題で迷走してしまっている場合、「叱咤」ではなく、「激励」が大切なんですね。甲陽算数は部分点がもらえます、理科はとにかく難しいが、超難易度の問題は、ライバルも解けないことを忘れずに。算数は正解に向かって式をきちんとかけていれば合格に近づきますので、希望を持って進んでください。

灘の場合は、とにかく入試を受ける人数が多いです。

今年は志願者が何人になるか分かりませんが、とにかく人数が多いので、ちょっとしたミスでも命取りになります。

私の知っているだけでも、今まで浜・希の灘中A判定しかとった事が無いというお子さん何人もがご縁がなく、併願校に進まれました。灘中入試はそういう入試と思ってください。読めません。

ですので、残念だったときのことを念頭に併願選びは慎重に。併願校のどれもが実際に入学してもいいと思えるところだけを選んでくださいね。

灘合格が鉄板なのは、その学年で関西上位10人ほどです。塾単位ではありませんよ。「関西在住の同学年で上位10名」雨が降ろうと槍が降ろうと大丈夫なのはおそらくその程度ですが、塾はそう言いません。灘合格人数を増やしたいので、少しでも可能性がある場合は、「受けなければ合格もらえませんから」と、まるで宝くじを買う時のような言葉を言う場合があります。確かにそうです。

だから受験するのですが、成績どおりとは行かないのが灘受験、というのもしっかり念頭において万が一のこともしっかり考えておいてあげてくださいね。

男子は、根拠の無い自信に満ち溢れる生き物です。おそらく灘受験者の半数以上、落ちた時のことは想像できていないと思います。もちろん、「おちるかも」と思って受けている時点でもう負けていますから、根拠の無い自信、大いに結構ですが保護者の方は抜かりなく準備しましょう。

洛南に併願で願書を出しておいて、万一の時には3日目の午後7時までに専願切り替えすればいいのです。灘・甲陽受験メンバーは専願になれば合格の確率が高いので、かなりの安心材料になるはずです。この制度、いつまでしてくれるのか不明ですが。

神戸女学院は、土曜月曜入試ですね。上の男子校と違い間に日曜日が挟まりますので、気持ちは3日間入試です。

その間に、併願校を受けられる方もいらしゃいますね。女子は何より「体調管理」そのひとことにつきます。

さて当日、家から向かいますか?

朝一番の受験の場合、家の門から学校まで30分以上かかる場合は、最寄のホテルに前日泊まったほうが安心です。雪が降って電車が遅れることもありますので。

受験期になると、どこもホテルが予約で一杯になりますから、今から早期予約しておいた方がいいですね。早期予約割引も大いに活用しましょう。

受験しないことになればキャンセルすればいいのです。

西宮なら『ノボテル甲子園』(甲陽)

芦屋には、昔野球の巨人軍が良くとまっていた『ホテル竹園』(甲陽・灘)

六甲アイランドは、『ベイシェラトンホテル』(灘)

京都はたくさんありますが、『リーガロイヤル』(洛南)が便利ではないでしょうか。

予約の時に

「受験生なので、団体客と同じ並びの部屋は避けてほしい(なるべく静かな部屋)」

「部屋に、加湿器・空気清浄機を入れてほしい」

「電気スタンドも借りたい」

「禁煙の部屋を希望」

同日、別の学校を午後受験するのであれば、出発の時間まで延長できるかどうかの確認もしておいた方がいいでしょう。

それと塾から直前に『受験セット』のようなものをいただきます。これはとても便利です。

受験校の最寄り駅地図や午前受験から午後受験へ移動するルート、電車の時刻表、などが書いてあるプリント一式や、カイロ、座布団、ひざ掛け、ペンなどが入ったグッズです。

もし、そういうもののご用意が無い塾に通っておられる場合、当日のルートや改札口の番号など念のために一度、(出来れば受験時間に合わせて)保護者の方が確認されておかれた方がいいでしょう。

これをご覧になっている皆さんが、3ヶ月後、笑顔でありますように!