シルバーウィークの9月20日(日)、

甲陽学院高等学校の文化祭(音楽と展覧の会)に行ってきました。

堂々とした門を、2人の警備員さんに挨拶しながらくぐると
「ん?ここは大学?」と思わずつぶやくほどの広大な敷地が迎えてくれた。

ゆるい坂を下ったところに設置された受付でパンフレットをいただき、いざ校舎へ。
と、その前にテントでは綿菓子や鶏唐、ポテトフライ、飲み物、ドーナツ、アイスクリームなどの屋台が並び、保護者と思しき方と高校生が、はにかみながらも呼び込みをしている。

受付でもらったパンフレットの「ハンドボールコート」とかかれたところでは、どうやらストラック・アウトやパターゴルフなどをしているのが遠くから見えるが、こちら低いながらもヒールのためパス。

中央ステージは、お昼前からスタートするらしく、客席で席取りをする人がちらほらみうけられる。

ここで、塾でご一緒したママとばったり出会い、ひとしきり愚息のグチを聞いてもらってから展示へと脚を運ぶ。

展示室は程よくすいていてどこも時間をかけて拝見できた。

甲陽学院中学生も多かったが、中には小学5・6年生らしきお子さんも多い。
なかなか、みんな礼儀正しく、ルールをまもって展示を見たり参加していたのが、好感を持てた。

将棋部・カジノ・物理部・生物部・化学部あたりが人気だったように思う。
化学部には、ここ数年の化学オリンピックメダリストが数名集っており、そのメンバーの一人が実際に前で簡単な実験を見せてくれたりしていた。

私がとても魅かれたのは美術部。

たまたま顧問の先生がいらして、聞けばほとんどの部員が中学で別の部に所属していたとか。
にしては、完成度が高く美大に進んでもいいような出来栄えの作品もあり驚いた。
書き始める前に、みんなでテーマなどを話し合ってから制作に入るのだとか。
デッサン力もあり、賢いお子さんは高い観察力も持っているのだなと感心した。

各クラスごとに競う『合唱コンクール』は、甲陽学院の名物だ。
講堂で午前中に行われ、午後から順位が発表される。

その後、グリークラブの合唱に続いてピアノなどの個人演奏が始まる。

『これもチラッと見ておこーっと』と、客席に座ったのはいいのだが、途中で立てない!!!
いえ、通路はすいているし、曲間にドアも開けてくれるので出ようと思えば出られるのだ。
しかし、椅子に吸い込まれたかの如く、微動だにできない。
演奏が、鳥肌ものなのである!!

広い講堂。
窓が開いているのか、カーテンが揺れ外からはツクツクボウシの声も聞こえてくる。
遠くの方では、中央ステージのマイクの声も風に乗って耳をつつきさそってくる。

でも、ひとたび演奏が始まると、講堂にいる人たちの、心の静寂が部屋一杯に広がり、
音によいしれる、その心地よさ。

コンサート会場の防音・音響効果の優れた音も素晴らしいが、高校生の文化祭らしく風を感じながらのピアノやヴァイオリン演奏は、また別世界の贅沢があった。

一年生は、一年生らしく技巧的に。二年生は少し大胆に模索しながら。三年生はテクニックにダイナミックな迫力を添えて。
ジャンルも幅広く、時に優雅に、時に大人になる一歩手前の決意のようなものを交えての演奏だった。見事だった。

是非来年は、今年行かれなかった方も集っていただきたい。