時代は平成から次の時代へ進もうとしています。

その一番の象徴となるのは、ITではないでしょうか。

仮想通貨を持っている日本人は約100万人といわれ、AI(人工知能)が家の中のシステムを動かし、チェスにとどまらず、将棋や囲碁でAIが棋士に勝つ時代。いや、人工知能に育てられた将棋の棋士が、達人や名人を圧倒していく時代となりました。

これからの世代は、そういう時代を生き抜いていかなくてはいけないのです。10~20年後には今ある職業の半分近くが姿を消すという研究も発表され、これからどのような人づくりが必要なのかということは、親御様にとっても大きな関心事だと思います。

これまでは、『知識の多さや問題を正確に早く解く力』が評価されてきましたが、今後は大きく転換すると思われます。その分野はAIが担うからです。

例えば、昔はそろばんが非常に重要でした。電卓が出始めたころ銀行では「そろばんのほうが正確だ」と言ってしばらくはそろばんが優勢でしたが、電卓の性能が上がり時代の波に押されて現在銀行でそろばんが使われていないように、次世代のものが誕生するとその能力は別のものへと置き換えられます。そして今は計算というと、スパコンを出すまでもなく、計算能力より「コンピュータに何を計算させ、得られた答えをどう使うか」のほうが重要な時代と言えます。

だから、子どもたち次世代に求められるのは『正答のない問題や課題に取り組むために必要な柔軟な発想力多方面から物事をとらえる視点を持つことそして想像力。また、考えぬくための集中力と体力』ではないでしょうか。

勉強をしてきたつもりが、すべてAIに置き換えられる能力だったなどという、笑えないオチはいりません。ただの先取りや計算力ではない授業が求められています。最先端の現場では、翻訳機もかなりの精度のものがすでにできていますので、多数の言語を話せることよりも、一つの言語を深く知り思考を鍛えることが重要になってくると思います。

パズルクラブは、これまでも子どもたちの発想や発言を大切にし、講師と生徒が相互にやり取りのできるような授業をしてきましたが、新年に当たりこれまで以上に心がけていきたいと心に誓いました。

※発想力やひらめき、想像力を発揮させるには、まずは基本的な学力と知識が必要なことは言うまでもありません。何も知らない子が神様からの啓示のように、ひらめくことはないからです。このことも忘れず付け加えておきましょう。