中学校を「私立の進学校」と考えている方は、10月11月は学校説明会や見学会など多忙な日々を送っていらっしゃるのではないでしょうか?

どこの学校も、大学への進学実績はもとより、グローバル教育(海外留学・ネイティブによる英語教育)やリーダーシップを取れる人材教育など、どちらも優劣つけがたい内容ですよね。

親世代が肌で感じた学校のイメージと、現在では大きくかわっており、
「あの学校からこんなに東大に入っているの!?」とか、
「海外に出させるには、この中高で学ばせるのが良さそう」とか、
「将来の職業を考えると、ここだと行き届いた指導をしてくれるかな」とか、
「自由でのびのびと中高の輝く年代を楽しく有意義に過ごせそう」など、
なかなか1校を選ぶことが出来ません。

しかし、子どもの体は一つですし、どの学校かを選んで受験しなければなりません。

そこで、受験校を選ぶポイントとして次のような提案をしたいと思います。

重要なのはズバリ「図書室」です。
学校見学に行って図書室のあり方を見れば、その学校の生徒がどんな事に興味を持つ子が多いのか透けて見えます。

特に司書さんにどのような本をリクエストしているのかを見れば、我が子とその学校が合うのかどうか、より正確に判断できるのではないでしょうか。

・大学進学内容を誇る奈良の学校は、図書室に入って一番目立つところに大学の赤本がずらりと並んでいました。

・新設の国立中高一貫校の図書室は残念な内容で、蔵書数は我が家よりも少ないくらいでしたし、入り口に並んでいたのは、教育マンガと雑誌でした。ただし、書名を指定すれば、併設された大学の図書館から貸し出しは出来るそうです。(在校生によると、大学の図書館に行って本を手にとってあれこれ選ぶことは出来ないとのこと)

・日本一とうたわれる学校は敷地の中央に図書室が配され、蔵書数も多く、知的好奇心を大いに刺激される本がずらりと並んでいました。洋書も満足の行く内容の物が数多く並んでいました。また司書さんがきめ細やかな対応をされていて私もその図書室を利用したいくらいです。例えば、入荷をリクエストした本が学校では購入できない場合でも、近隣の公立図書館などを調べ、どこに行けばその本を見ることが出来るかなどを教えてくださり、知的欲求の高い生徒達にしっかりと対応されています。

・六甲の山の上の男子校は、図書室が校舎の最上階にあり眺望が素晴らしく、阪神間の風景が何にも邪魔されず広々と見えます。この風景を眺めながら本を読んだり調べものが出来るなら、きっと器の大きな人間に成長するだろうなと感じました。蔵書もセンスのいい本がたくさん並んでいました。

・兵庫の中学と高校で場所が変わる名門校は、説明会で図書室も校舎見学の際、開放していたようですが残念ながら見逃してしまいました。帰宅後に地図で見ると社会科系の特別教室にはさまれ、普通の教室と同じくらいの広さで、校舎の一番端っこにあるようです。
こちらの学校は、プールや体育館、柔道場や卓球場といったスポーツ関係のものと生徒の教室が敷地の中央あたりにあり、文武両道でさわやかな学生が多いイメージがそのまま校舎の配置に現れていました。

このように、たった数校でも図書室は各学校の特徴が現れています。

また、生徒のリクエスト本は入荷状況などが壁に張り出されている場合が多く、そこの生徒がどんな本を読んでいるのか興味深く眺める事が出来ます。

どの受験生も、話しの合う仲間と中学・高校時代を有意義に過ごしてもらいたいなと応援しています。

どうぞ、学校見学では学習内容やカリキュラムとともに図書室にも注目してみてくださいね。