最近つくづく思うこと。

一般的に、日本人が英語を苦手とするのは、日本語に「外来語」というものがあるからではないでしょうか。

「テレビ」や「ペーパー」など、よく知っている外来語の場合、日本語の発音に引っ張られて、簡単な英語にも関わらず発音できない。

一日中、英語で話す幼稚園に通っているお子さんから、ふと出てきた言葉が「これはブルーだね」という風にカナカナ英語であることも多い。

日本人の子どもを英語の幼稚園に通わせる一番の理由は、耳がいい年代に本物の発音を多く聞かせ、よい発音になってもらいたいからではないでしょうか。

しかし、このような発音になるのであれば、英語を使う幼稚園に通わせることはマイナス面しか私には見えない。日本の文化を習得する機会を奪い、日本の繊細な心が生み出した「尊敬語」「謙譲語」を肌で学ぶ機会を失わせるのに意味はあるのだろうか。日本語そのものがまだたどたどしいのに、柔らかくきれいな頭脳に将来使うこともないであろう外国語やカタカナ英語を流し込んで、どのような意味があるのだろうか。

例えば、英語の幼稚園で学んでくる代表的な言葉に

「Change diaper」(おむつをかえろ)→「Let’s change your diaper」ではなく…保育の質がうかがえる。

「Belly button」(おへちょ)→「Navel(おへそ)」ではなく…大人になったら使えない言葉。

ある英語の幼稚園でのこと、日本人の生徒に向かってそこの外国人の先生が発していたのは「Monkey!」それをいわれているその子の母親は、横で一緒になってニコニコ笑っている…。なぜそんな環境を、高い保育料を払って得ているのか?不思議でなりません。

お母さんたちは、「英語の幼稚園(または保育園)」の実態をどこまでご存じなのでしょうか。

 

英語をはじめ外国語の習得は8歳以降、脳の言語野が発達してくる時期からで充分です。

その時に、発音記号による正確な発音の習得と、品詞分解、文法をきっちりすれば問題なく外国語を習得することができます。

 

ではここで、ちょっと英語の問題を!

I think that that that that that boy wrote is wrong.

東大で出された有名な過去問らしいです。文法をきちんと処理すれば解けますが、英語の幼稚園で教えている外国人の先生は解けるのかな?

ただ、英語の環境で生まれ育ったというだけで、日本の「英語の幼稚園」でお仕事されている場合も多いのです。例えば、しょっちゅう先生が変わる園では、近隣の大学に来られた留学生を「先生」として短期雇用(バイト)している場合も少なくないのです。そんな先生が、日本人の子どもの将来に責任感をもって指導をするでしょうか。

 

さて、話を元に戻すと、本格的に英語を学ぼうとするときお荷物になる知識が、カタカナで書かれた外来語なのです。外来語は日本語ですが、その発音に引っ張られて、本来の発音ができない。いったん外来語を忘れてからでないと発音しにくいのです。

また、特に幼いころに英検などの級を取ったお子さんの発音がひどいです。こちらが聞いていて恥ずかしくなる。なんちゃって英語の発音や文法になっていることが多いのです。あれは、幼児期に英検の級を取得するテクニックを、英語の教室や園で叩き込まれた結果でしょう。実力が伴っていない。お気の毒だなあと思います。実際、「英検〇級を持っている」と言っていたお子さんが、中学で英語の授業が本格的に始まったら学校の授業についていけていなかった、という笑い話はいくらでもあります(まあ、公立中学の英語ぐらいならついていけないということもないのでしょうが)。

幼児から小学校低学年を対象とした所で「英検〇級を取得させます」と言って宣伝しているところは、要注意ですね。そういう所は、級を取らせるのが目的で、その後のお子さんの人生には責任を持ってくれません。

しかしながら、今後どんどん英語が世界の共通語化することは紛れもない事実でしょう。

英語ができなければ世界に後れを取るからこそ、かわいいわが子の英語教育に躍起になるのも理解できます。

その英語教育の障害の一つになっているのは、先ほど述べた幼少期の変な英語教育と、日本の文章の中に混ざっているカタカナ(外来語)です。

私は外来語をすべて英語など原語表記にするほうがまだいいのではないかと思います。新聞も縦書きの中に、横書きの英語が入る感じです。日本の外来語には、ポルトガル語・ドイツ語・フランス語などもありますが、定冠詞や不定冠詞もきちんとつけて表記する。いかがでしょうか?

ところで一体、日本の新聞に外来語は一日何語ぐらいはいっているのでしょうか。外大の学生さんあたり、一度調べてくださらないかな。

 

「英語の問題の答え」

I think(私は思う)

that(that節)

that that(指示形容詞・名詞扱い「書かれた文字の引用」)

that(関係代名詞)

that boy(あの少年)

wrote is wrong.

( 訳:私はあの少年の書いたあの「that」は、間違っていると思う)

★私自身、幼稚園時代に英語を学ばせられたクチで英文法が得意ではありません。間違っていたらご指摘ください…。

日本の英語教育、公立小学校での取り組みもすでに始まっていますし、今後どんどん進んでいきます。それがただほかの教科の時間を削るだけにとどまらず、ぜひ成果を出してほしいものです。