高校野球 春の選抜大会が、今日開幕しました。

その中で21世紀枠推薦校として、兵庫県の『長田(ながた)高校』が出場しています。

県立長田高校は、神戸高校と並ぶ地域トップの進学校で、大阪で言えば北野高校、京都で言えば嵯峨野高校や堀川高校に匹敵する位置づけの県立高校です。

聞くところによると、長田高校は高校受験で灘校に合格しながらも、長田高校に進学するお子さんもいらしゃるとか。

その長田高校 野球部が、甲子園球場の開会式で堂々と行進している姿を見て感動を覚えました。

県大会ベスト8に進出したことを評価されての推薦出場とか。

正に、本物の文武両道!

ところで阪神大震災は、彼らが生まれる前の時の事。

長田地区は、地震の揺れだけでなく大火災があり、家屋も家族も全てを消失してしまった世帯も多いです。今回参加している選手の中にも、震災で大切な家族を失った子もいます。

当時私は、復興番組のキャスターをしていて、スタジオから出て各地域に足を運び取材もしていました。

震災の揺れだけなら、まだ壊れた家屋の中から思い出の品を掘り出したり、貴重品を運び出す事も可能でした。私自身も、そのころまだ神戸市東灘区の実家に住んでおり、家は全壊しましたがたくさんのものを運び出せました。

しかしながら、火災で燃えてしまうと何一つなくなるのです。

取材先で焼け出された人たちの無念・残念な気持ち、行き場のない怒りに触れ、何度一緒に涙した事かわかりません。

彼らはそのような、環境の中で生まれ街の復興をみながら育ちました。

今回、長田高校の生徒達が逆境に耐えながらも野球をし、出場の栄誉にあたって発表しているコメントは、「僕達が出場する事で、少しでも東北の方への応援になれば嬉しい」と、自分たちの境遇と、東北の方々を重ね合わせ言葉を送っている。

東北だけでなく、彼らの勇姿が日本国中に勇気と元気を運んでくれそうです。

心からの応援エールを贈りたい。

(最初に書いた記事では、年代に誤りがありました。申し訳ございませんでした)