BVT体操の動画

こんにちは
久しぶりの投稿になってしまいすみません。

BVT教室に通いたいけれど、遠くにお住いの方や、ほかの習い事などで忙しく通えない方、また通っているけれど自宅でうまくBVTができない方のために
BVT体操の映像とテキストを作りました。

おうちでビジョントレーニングとなると、メニューを考えたり道具を整えたりするのが大変ですよね。

そんな場合、この映像とテキストで同じようにBVT体操するだけで、体幹とビジョンをしっかりトレーニングできるように作っています。

もちろんこの体操は、日本のビジョントレーニング第一人者でいらっしゃる北出勝也先生にアドバイスをいただきながら作っていますので、
北出先生の公認・推奨体操となります。

また、パズルクラブ代表の鈴木が、「どうすれば能力を活かしきれる体と能力をはぐぐむことができるか」を、考えに考えた内容です。
鈴木がこれまで経験した器械体操、球技、水泳、乗馬、中国拳法、合気、それに刀を扱った私の先祖の知恵などを盛り込み、様々な要素が得られる内容としています。

このBVT体操は、最難関と言われる中高一貫校の先生にも「いろんな要素が(いい意味で)含まれていていいですね」「特に、眼を動かす動きがいい」「実は私も、顔を動かさず、眼だけ動かすのは、車を運転しているときなど得意です」と、ご感想をいただきました。
その学校の生徒さんは、学力日本一であるだけでなく、文化祭などで手先がとても器用なのがよくわかりますし、それぞれ自分の身体能力(脳も含め)を上手に活かしているなと思っていました。だからこそ、その日本最難関と言われる学校に合格する力が養えたのかなと。今回、その学校の先生に「いいですね」と、言ってもらえたのはとてもうれしかったです。

さて、このBVT体操には大きく二つの要素があります。

一つは、眼の体操。
眼を動かす司令塔は、頭脳の前頭葉という場所にあります。眼をしっかり動かすことによってこの前頭葉の血流及び酸素量が増加します。(しかるべき検査機関で実証実験をし、再現性もありと認証されています)
それにより、思考する(イメージする)力、行動を抑制する力(イライラや衝動を抑える)、意思決定する力、記憶をコントロールする力がアップするのだと北出勝也先生にお聞きしました。
つまり、眼の体操は脳のトレーニングなのです。

もう一つは、体の体幹を鍛える体操。
では、なぜ体幹を鍛えないといけないのか、という話になりますよね。
体幹を作るのは「賢い体を作る土台、基盤づくり」です。
体が揺れると、見ているものをとらえにくく情報を正しく理解しにくくなります。
また、体幹ができていない人は、体の維持ができないので不器用です。
体ができていないと、人差し指と親指が対向せず、鉛筆を持った時チンパンジーのような向きになり変な力が入るので、長時間のお勉強ができません。巧緻性も低いです。
つまり、体幹を鍛えるのは、お勉強に向かう土台・基盤を作るトレーニングなのです。(これなしにいくら一生懸命勉強に取り組んでも、砂の上の城のようにボロボロと崩れていきます)

あと一つ、実は気になることがありまして、それはゲームによる後天性内斜視が子どもに増加(10年前の10倍)している点です。
今の若い人は、右手でスマホを持ち右手で操作するので、見る対象物が右目の前になることが多いです。それにより、右目は正常ですが左目が内斜視になるのです。
内斜視になると、両眼の情報がずれて脳に届きます。すると、どう処理したらいいか判断ができなくなるのだそうです。(例えば、動くものに対し判断を誤り体を動かせない)この後天性内斜視は、スマホが原因ではありません。スマホを使うこと自体は問題ないのですが、片手で長時間見続けることでこのような病気になってしまうのです。
ですので、BVT体操には視野を広げる体操もしっかり取り入れています。片眼がうまく動かない場合は、片方ずつ体操をするのもよい結果を得られやすいです。

また、こんな話を関西国際大学の中尾繁樹教授に伺いました。
ゲーム障害に陥った成人男性で、日常生活よりゲームを優先していた人がいたそうです。その人が交通事故を起こして人をはねてしまいました。
普通ならこんな時、どうしますか?車を安全な場所に止めて、すぐさまはねてしまった人を助けに行きませんか?その、ゲーム障害の男性は、事故のあと運転席でぽかんとしたまま人に声をかけられるまで車のウインドウボタンをずっとカチカチ押していたそうです。その男性はのちに、「車のウインドウボタンをゲームのリセットボタンと勘違いしていた」と答えたそうです。

そして、急に叫びだす子どももゲーム障害でした。日常生活すべてがゲームに依存しているので学校で授業を受けている間も頭の中でずっとゲームをしているのだそうです。そして、頭の中のゲームで撃たれたりしたとき、所かまわず『ギャー』と叫んでしまいます。

パズルクラブの生徒にもいます。スマホを見ると、もうそれをしたくて仕方なくて取り上げられるとギャーと大泣きしてその後の精神状態が普通でなくなるお子さん。この現象は何なのでしょうか。ゲームの尋常でない影響力。空腹のときに食べかけていた食べ物を、取り上げられたならその反応は理解できます。おそらく人間だけでなく、ほとんどすべての動物が同じような反応でしょう。でも、ゲームでそのような反応。ゲームは生きていくのに必然ではないのにです。
ゲームやスマホを子どもに持たせる前に、自己抑制力をつけさせるのが必要です。そしてそれは、最初の話に戻りますが、前頭葉を鍛えると抑制する力ができてきます。

ぜひ、有意義な人生を送るためにもBVT体操をしましょう!

おうちでも簡単にトレーニングできる教材を、ダウンロード教材で用意しています。テキストをご購入いただければ、そこに動画のアドレスとパスワードが書いてありますので動画をご覧いただきながらテキストで確認し、おうちでも簡単にトレーニングできます。(動画は、ほなみお姉さんがBVT体操にチャレンジしている姿です。お手本ではありません)

お子様だけでなく、どの年齢の方も取り組んでいただくといいと思います。