BVT(Balance & Vision Training)とは!?

Balance & Vision Trainingとは、トレーニングと呼んでいますが、実際は「見るための知識」を高めていく”学びのプロセス”です。
BVTでは、今のご自身の目の見え方などをチェックし、視覚機能の改善をトレーニングにより実施し、視力、成績、のアップを目指します。
視覚機能を改善できると、視力がよくなるだけではなく、目と脳の働きが発達し、運動ができるようになったり、物覚えがよくなったり、と様々なことが改善されます。
計算や文字の読み書きだけではなく、運動能力の発達や感覚の発達、言語の発達、理解力の発達、など学びの基礎となる力が育まれます。
トレーニングの意味を理解するために、必要な知識として、視力と視覚の違いを知ることが大事だと考えています。
まずは視力と視覚の違いをご理解ください。

視力と視覚の違い

  • 視力は遠くのものをはっきりとみる力
  • 視覚は見る働き全般の力

を指します。
視力がよく、遠くのものをはっきりと見ることができても、眼球運動などに問題がある場合は目的のものを探すことに多くの時間がかかてしまうこともあります。
単純に「見る」ということだけでも、目で見て、脳で認識し、さらに見たものに対して気持ちや体が反応することを指します。
例えば、食べ物を見てそれが何なのかを認識し、おいしそう、いい匂い、などの気持ちを感じることができます。
ボールが飛んできたりすると、そのボールを目で認識し、避けることの動作を行ったりします。
このように見ることだけでも視力と視覚の違いがあります。

  • 視力とはただ単に目の見る力だけ
  • 視覚とは目と脳が連動していること

では、視覚機能を改善するにはどのようにトレーニングを行うのがいいのか?を考えていきましょう。
そのためにはまずはご自身やお子様の”今の目の状態”を確認しておく必要があります。

チェック項目


本来は子どもの見る力を確認するには、専門家の検査が必要ですが、簡単なチェックテストでも、大まかな状態を把握することができます。

  • 見る
  • 例)本やノートを読むとき、目との距離が近すぎる

  • 読む
  • 例)文字の読み間違いが多い

  • 書く
  • 例)漢字やひらがなの書き間違いが多い

  • 見たものに合わせて動く
  • 例)ラジオ体操やダンスを見て覚えたり、まねしたりするのが苦手

など、のチェックを行うことで今の状態を把握することにつながります。
具体的なチェック項目については「チェックしてみよう」のページをご覧ください。
「チェックしてみよう」はこちらから

簡易版トレーニング方法

チェックができ、今の状態がどのような状態なのか把握できれば、あとはトレーニングを続けることです。
最初は、簡単なものを短い時間でゆっくりと行いましょう。
次第に、難しいものを長く行っていくことができるようになります。
下記のキョロキョロ運動はどなたでも簡単に行うことができますので、練習と思って実際に毎日続けてみてください。

キョロキョロ運動

  1. 円を描くように目を動かす
  2. 片手で持ったペンを顔の周りに円を描くように動かします。
    そのペンの先を目で追います。
    1周で10秒程度を目安に動かしてみてください。反対周りも同様に行います。
    この時、顔は動かさないようにして、目だけを動かしてください。

  3. 線を描くように目を動かす
  4. ペンを左から右へ、右から左へとゆっくりと動かし、そのペンの先を目で追います。
    往復で10秒程度の時間をかけて行います。
    同様に、ペンを上下や斜めにも動かしてみましょう。

ビジョントレーニング紹介動画