春から鉛筆を持ち始めたお子様も多いと思います。
あるいは、幼稚園ではじめてまっさらのクレヨンを頂き、ワクワクしながらふたを開けてその美しさに見とれているでしょうか。
さて、今日は小学校に入るまでのお子様に、ぜひとも使っていただきたいエンピツにやっと出会えましたのでご紹介します。
それは、ドイツの STAEDTLER (ステッドラー)というブランドの「ジャンボエンピツ」です。
通常のものと同じ六角形なのですが、軸と芯が太く長さと重みがほどよいので、力加減がまだうまくできないお子様でも上手に書くことができます。
これまで推奨してきた三角エンピツもいいのですが、それよりも幼いお子様の手になじみやすいです。
このエンピツを教室で何人かの生徒さんに使ってもらいましたが、普段より書きやすそうでした。
通常の鉛筆と太さを比べてみるとこんな感じです。ちょっとわかりにくいですが、右側に普通の鉛筆を入れてみました。
こういう太い鉛筆を卒業した後、私は「三菱鉛筆のハイユニ」一択です。これ以上いいと思ったエンピツにはまだ出会えていません。
ユニでなく、ユニスターでもなく「ハイユニ」最高です!
幼児期から小学校低学年まで、幼いお子様だからこそ最高級の鉛筆を使ってほしいなぁと思っています。なぜなら、質の悪い鉛筆を持っている子は、書くのが嫌いになりやすい傾向があるからです。
そして、消しやすい消しゴムを選んであげるのも大切です。
6Bなどの濃い色が、しっかり消せるもので消しゴムのカスがパラパラになったりせず、ちゃんとまとまってくれるもの。
ぎゅっと力を入れて消すと、少しねちょっとした感触のものが良いようです。パズルクラブの生徒さんたちがよく使っている消しゴムはこんな感じです。
「サクラクレパス」ってクーピーの印象が強いですが、結構いい消しゴムもつくってくれているんですよね~
ちなみにArchは、6月中旬にかわいいドット柄のものが発売されるようです。
最初にご紹介した、ステッドラーのジャンボエンピツはまだあまり取り扱っているお店がないのですが、神戸岡本の堀萬昭堂という質のいい物の品ぞろえがいい文具店で購入しました。このお店は私のお気に入りです。近くに塾がたくさんあるので、ご存知の方も多いと思います。芦屋が本店なのですが、芦屋はどちらかというと大人向けの高級なものや事務仕様のものが多く、岡本店のほうが小さなお子様向けの上質な文具がそろっている印象です。
体験に来られる方には、普段使っている筆箱をご持参いただいています。筆箱の中身を見れば、そのご家庭の教育力がわかります。
まだ幼いお子様で「今日はお兄ちゃん(お姉ちゃん)の筆箱を借りてきました」という場合は、お兄ちゃん(お姉ちゃん)の成績も大体わかります。子どもにとって文具ってそういうものです。
特に最難関を目指す場合、お子様の筆箱の中身は良質なものをそろえるということも大切なのです。