コロナ感染症は、当初の私の予想通り、4月中旬あたりにピークを迎え、これから徐々に減速していくように思います。

さて、気になるのはコロナのあとの世の中はどうなるのかですね。

この「コロナ後」といえるのは、治療薬や予防薬ができてからの世界とも言えます。

 

COVID-19の治療薬として候補に挙がっているのは、

▽抗ウイルス薬レムデシビル(米ギリアド・サイエンシズ)

▽抗インフルエンザウイルス薬ファビピラビル(富士フイルム富山化学の「アビガン」)

▽抗HIV薬ロピナビル/リトナビル配合剤(米アッヴィの「カレトラ」)

▽喘息治療薬シクレソニド(帝人ファーマの「オルベスコ」)

▽皮膚エリテマトーデス/全身性エリテマトーデス治療薬ヒドロキシクロロキン(仏サノフィの「プラニケル」)

▽膵炎治療薬ナファモスタット(日医工の「フサン」など)――などですね。

 

個人的には、ご近所さんの武田薬品さんを応援したい気持ちがあります。

(武田薬品工業は4月6日、原因ウイルスSARS-CoV-2に対する高度免疫グロブリン製剤の開発で、米CSLベーリングなど5社と提携すると発表。6社は原料となる血漿の採取から臨床試験の企画・実施、製造まで幅広く協力し、ノーブランドの抗SARS-CoV-2高度免疫グロブリン製剤を共同で開発・供給します。武田は3月初めに抗SARS-CoV-2高度免疫グロブリン製剤「TAK-888」の開発に着手したことを明らかにしていましたが、6社の協力体制で開発を加速させ、供給量を増やしたい考えです。)

さて、治療薬予防薬が出来たとしてその後、企業は抗体を持っている人を歓迎するように思います。抗体を持っていれば感染リスクを気にせず働けるからです。

社会としては、遠隔で物事を進める機会が確実に増えるでしょうね。今回、社会全体が「遠隔でできることは多い」と、学習しましたから。(日本は夏のオリンピックを見越して主に関東の企業がリモートワークの準備をすでにしていましたので、それで今救われているところも大いにあります。)

そうなると、学校は定員なんて必要なくなるかもしれません。学校のキャパシティを考えずに学びたい人を受け入れられるようになりますから。通学生定員〇名、遠隔授業生受け入れ無限大。とすれば、どこに住んでいても、学びたい学問を学べますね。京大に通いながら東大の受けたい講義のみチョイスして遠隔授業生になるという夢のような学生生活もあり得ます。もちろん選択範囲は国内のみならず海外もOK!『学ぶ』ことの次元が一段階上がります。

何はともあれこれから収束はしても、新型コロナウイルスはこの地球からなくなることはありません。これから気温が上がって収束したとしても、また気温が下がるとウイルスの活動が活発になるかもしれません。そろそろ、このCOVID-19とどのようにこれから付き合っていくのかということも議論していっていい時期なのではないでしょうか。