米国におけるビジョントレーニングの取り組みとその背景

米国では、1960年代、当時高校生だったジョンソン元大統領の娘さんが、視力や知能指数、学習態度にも問題がなかったにもかかわらず、成績不振に陥っていました。いろんな検査を受けましたが、原因が分からず、最後にオプトメトリストの検査を受けることになりました。検査の結果、娘さんには視覚情報を処理する能力に問題があったことが分かりました。その後、オプトメトリストの指導の下、ビジョントレーニングに取り組んだのです。成績は徐々に回復し、大学に入ってからは優等生名簿に名を連ねるようになりました。このケースは、ビジョントレーニングの重要性が米国で認識されるきっかけとなりました。

1980年代には、オリンピックで金メダルを勝ち取った米国のバレーボールチームが、米国オプトメトリストによるビジョントレーニングを受けていました。現在でも、大勢のプロ、アマチュアのスポーツ選手がビジョントレーニングを受けています。またスポーツ選手だけではなく、子どもや一般の人たちもオプトメトリストの検査を通して視覚機能の問題に気づき、ビジョントレーニングを受けています。

 

引用:http://amsa.jp/