12周年の記念講演会を無事に終えることができました。
これまで続けてこられたのも、保護者の皆様や講師の先生方の支えがあったからこそと、心から感謝いたします。
関西国際大学 中尾繁樹教授のお話では、「特別支援教育」のあり方を学びました。この教育法の名前から「発達障害のお子様へのアプローチの仕方」と勘違いされやすいのですが、そうではなくすべてのお子様に特別支援をどのようにするのか。また、「特別支援教育」をすると、いじめ・学級崩壊などを未然に防ぐことができるということを教えていただきました。
「支援の必要のない子どもなんていない」と、おっしゃったお言葉が心に残ります。まさしくそうですよね。一人ひとり支援の度合いや方法は違えども支援を全く必要としない子どもはいない、いえ支援を必要としない人間はいないとも言い切れます。
教授からは、周囲から子どもへのアプローチのお話で、体の状態から子どもの問題点や心理を読み解く方法を学びました。
また、超難関進学一貫校の先生からは、入学後に待っている生活や学校紹介、そして入学までにどういうことをして過ごした子が多いかなど、子育てのヒントをたくさんいただきました。
子どもがどういう発言をしたときに、待ってあげて受け止めてあげるかという方法、小学生時代に読んでほしい本など。パズル問題も数問出していただき、どういう思考が子どもたちの学びたい、考えたいという要求を満たして賢い子にしていけるかということもお話しいただきました。
いわば子どもから「賢くなるぞ」という信号をキャッチし、伸ばしてあげるための周囲の受け止め方を教えていただきました。
中尾教授からは、周囲→子ども
一貫校の先生からは、子ども→周囲
という双方向のお話で、とてもよかったと思います。
パズルクラブの卒業生を代表して、超難関進学一貫校に在籍している生徒から学校の先生への花束贈呈もしていただき、先生の担任団と学年は違えどもお顔を知っていただくことができて光栄です。
最後は、私まで花束をいただき、ありがとうございました。うれしくて、お花を見てはニマニマしている自分がおります。
さて、次の干支がまた始まります。
今度の12年はどのようになりますでしょうか、楽しみです。
皆様、これからもどうぞよろしくお願いいたします。