入会前の体験授業をしているとき、数を捉えられるお子さんが非常に少なく感じます。

それは、「量」を表す言葉と「数詞(かぞえことば)」が、今の日本では同じ言葉になっているからだと思われます。

古くは次のような使い分けがありました。

⭐数えるときに使う「ひ、ふ、み、よ、いつ、む、な、や、こ、とぅ」=「ひとつ、ふたつ、みっつ、よっつ、いつつ、むっつ、ななつ、やっつ、ここのつ、とお」

⭐計算などに使う「いち、に、さん、…」という言葉

現在では、この使い分けができていないのですね。

昔はまず、数え言葉の「ひ、ふ、み、よ…」で、順番を知ってから、量を意識させる文化が日本にはありました。

今は、ほとんど数え言葉が使われません。かろうじて、幼いお子さんが年齢を言うときに二歳のことを「ふたつ」等という風に使うくらいです。

パズルクラブでは、数の順番と数量を同時に学ばせるため、

ブロックを一個置いて「いち」、二個置いて「に」、三個置いて「さん」…

という風にしています。

だって、一個ずつ並べていたら、ひとつ目のブロックを「いち」と言い、二個目のを「に」と言うって、同じものをどうしてこっちは「いち」と言って、二個目のを「に」って言うの?と、賢い子なら疑問に思うからです、

一個ずつ並べて、「いち、に、さん、…」と、数えたければ、数えたあとブロックを動かしてその数のまとまりを作っていくと混乱が避けられます。

文章では分かりにくいですね。

今度インスタの方で動画をアップしておきますね。(いつになるかわかりませんが)