一人の人間を三つの要素に分類すれば、

からだ

に分かれます。

生きていくためには、からだに栄養が必要ですよね。

心には、愛情と徳が不可欠です。

では、脳は?

人のからだを、社会全体に例えると、人の脳は人間社会のAIです。

コンピュータと同じように、人の脳は空っぽで生まれ、その後その子と関わった人や物事により様々なものがインストールされていきます。

その、インストールされたものがその子の思考となります。

「この子は、なぜこんなに話を聞けないのかしら」→だれかが「話を聞かなくてもよいのだ」と、言葉や態度でまたは環境でインストールしてしまったのです。例えば、夫が妻の話を聞かない場面を何度も見せたとか。

「この子はどうして、お片付けできないのかしら」だれかが、片付けなくても良いと教育したのです。例えば、片付けさせるのが面倒で、家ではおうちのかたがさっさと片付けてしまっているとか。

「この子はどうして集中力がないのかしら」何か集中し出したときに、時間がないからという理由ですぐにそれを取り上げた経験をたくさん積ませていないでしょうか?

「この子はどうして、都合の良い嘘ばっかりつくのだろうか」例えば、お家のかたが「○○しないと今度の日曜日に遊園地につれていかないよ」と、「約束」していたのに、「約束を破り」○○しなくても次の日曜日に連れていって「嘘のつきかた」を教えてしまっているとか。

知らず知らずの内に、子どものマイナス面となる「教育」をしてしまっていないでしょうか?

また、真っさらな子どもの脳にYouTubeやゲームなどで生きていくのに必要のない情報を詰め込んでしまい、必要なものがなかなか入らないと嘆いている親御さんはいないでしょうか?

映像教育が悪いといっているのではありません。親の都合で、だらだら不要なものを見せることは、子どもの脳の成長を阻害するという話です。そういう子は、映像でしか物事を認識できなくなる可能性があることを知っておいてください。

子どもの脳を、使い物にならないAIにしないために、今何をインストールするべきかを考えましょう。