天才児を作るパズルクラブの「バランス&ビジョントレーニング(BVT)」は、どうしてこんなにも子ども達の能力を伸ばすのでしょうか?

それは、今流行りの「ビジョントレーニング」だけではない、大きな秘密があるのです。
それを、そろそろ公開してもいいかなと思っています。

BVTは、眼と体幹と暗記憶をトレーニングするのですが、「体幹」トレーニングの中に実は「脳幹」を鍛えるトレーニングも混ぜているからです。

BVTを受講された方ならわかると思いますが、「ハトとアヒル」や「口の中で舌をコロコロ動かす」「クマ歩き」など他にもたくさんありますが、体の軸を作ると共に脳幹を鍛えています。

これらは生まれてきたときに赤ちゃんの反応として持っている「原始反射」に関係するトレーニングです。

例えば、赤ちゃんの口許を手でチョンチョンとさわってあげると、おっぱいを吸うときの口と手の動きに自然となるのを見たことはありませんか?
赤ちゃんが生きていく上で、生まれもって持っている反射が原始反射です。

原始反射は様々ありますが、半年から三歳ぐらいまでに消えていきます。
その年齢を越えて、原始反射が残っていると、子どもが伸びていく過程で引っ掛かりとなり、その子自身が持っている能力を十分に伸ばすことができないのです。

例えば今は、小さいお子さんでもこの三年間マスクを強いられてきました。
人混みや対面などでは、感染を防ぐため仕方がないのですが、
そのマスクをすぐになめたり噛んだりしてしまう三歳以上のお子さんは原始反射が残ってしまっている可能性が高いです。また、ミルクで育ったお子さんにこの反射が残存することが多く見受けられます。
これが残っていると、舌の裏側にあるヒモのような部分「舌小帯」の動きが悪くなり、滑舌が悪かったり発語に問題が出たりします。
BVTでは、舌を頬の内側につけてコロコロ転がしたりして舌のトレーニングをしています。

こういう感じで、脳幹からトレーニングを行っています。

脳幹は「原始脳」や「爬虫類脳」とか呼ばれることもあり、生きていく上での機能を司る部分です。

ところで、私は「人類が獲得してきた順番に学ばせる」事が大切だと言ってきました
算数だけでなく、すべての能力の獲得にこれは大切です。
昔は、公園にぐるぐる回って遊べるものや、シーソー、鉄棒など体幹と脳幹を鍛える遊具がありました。また、遊びもそれらを鍛えるものが多かったです。ボディの一部ばかりを使うスポーツをさせる前に、しっかり体の原始反射を取り除き体幹を作らなければいけません。

そうすることで、勉強もスポーツも音楽も、本来その子が持っている能力を存分に伸ばすことができるのですから。