先日、体験に来られたママとお話をして最後におっしゃった言葉が、少し残念でした。

「こんなに小さいころから、勉強させるのはやはりちょっと…」

私は耳を疑ってしまいました。

えっ!こんなに目の前でお子さんが楽しそうに、もっともっと学びたがっているのに?と。心の中の私の叫びです。

少しママとお話をしているうちに、お子さんが席をたって歩き回っただけで?

これは想像ですが、そのままにとって『勉強=苦痛』そのものでしかなかったのでしょうね。

学ぶこと、成長することが子どもたちは大好きです。

知りたい欲求の塊のようなものです。

ところが、できるまで何回も同じことをさせられたり、間違わなくなるまで何度も解かされたりすることによって人は勉強嫌いになっていきます。

だから、子どもたちが問題を間違えたら周りの大人は「おっ、成長するチャンスがやってきた」と、楽し気に対応してあげればいいのです。

決して怒鳴ったり、間違いをなじったりしてはいけません。

叱るときは、その子が危険な行為をしているときだけでいいのです。

まだまだ、勉強は嫌なことと思っている大人が多い世の中で、生徒の皆さんをいかに学習好きな子に導くかが教室の課題でもあります。

ご存じかもしれませんが「幼いころにしか培えない能力」というものがあるんです。

マリア・モンテッソーリのいう「敏感期」、心理用語では「臨界期」といいます。この時期を過ぎれば同じことを習得するのにとても時間がかかるものです。例えば図形能力や数のとらえ方などもその一つです。だから、幼児教育は大切なのです。古代ではハイソサエティだけに許されていた幼児の教育が今、誰にでも門戸が開かれているのです。十分に正しい方法で学ばせてあげたいと思います

昔のブログでは何度も書いていましたが、幼いころに学習好きにさせてさえいれば半分子育ては成功したようなものです。あとはひとりでに学んでいきますので、保護者様が想像していた以上にたくましく賢い人に成長していきますから。

家庭と教室は「自分が失敗しても、受け入れてもらえてさらに成長することができる温かい場所」であることが大切です。

『愛情』『調和』『感謝』を意識しながら子育てしましょうね。