幼い子どもたちに、「数(かず)」を学ばせる。

これがですね、おうちの方にとって一番苦労するところなんですね。なぜなら、ご自身がどう学んだのか忘れてしまっているからです。

だから、一対一対応とか、一生懸命数えさせてしまう。

それをすればするほど、計算の遅い子になっちゃうんですよ❗

えっ?ビックリしましたか?

よその教室から移ってこられた場合、パズルクラブの講師が「これいくつ?」と指したものをヨシッとばかりに「いち、に、さん…」と、数え始めるのは、体験でよく見かける光景です。

私は心のなかで「あっちやー、この癖をとるのにどのくらいかかるかな」と、思ってしまいます。

数ってね、数えるのではなくとらえさせるのです。

パッと見て一目でいくつあるかを認識させるのです。計算ができる子を育てるには、それが第一歩なんです。

そうやって、6個まで認識できたら今度は7以上20位までのかずを、合成分解をしていくつあるか判断できるようにします。

その後は、120までの数がどのように成り立っているのかを教えます。これは学ばせるのではないですよ!教えるのです。なぜなら、かずの成り立ちって、人間が「こうしよう」と、ルールを作ったものだから。

例えば、537という数字は、百のシートが5枚と、十の棒が3本と、バラが7こある事が書いてあるんだよ、という風に。

位という言葉でもいいのですが、幼い子にはまだわかりづらいです。具体物を見せながら、一番左の数が百のシートの枚数、次に書くのは十の棒の本数、一番右は、一個単位でバラバラになっているものの数が書いてあるんだよ。それが「数字」だよ。という風に言ってあげると、三桁や四桁の数までを年少さんでもすぐに理解します。

計算は、一桁の足し算引き算からはじめて、四桁同士の和差までを学ばせる中で、四桁までの数がどのように成り立っているのかを、パズルクラブでは、どんどん書いて体に染み込ませるということをします。

でも、ただ単にノートに書いて覚えるのはつまらないですね。パズルクラブでは、小さな子どもが「もっとやりたい」と、思うような仕掛けをつくって、自らどんどんするように教材を工夫しています。

 

 

 

無理な頑張りとか、しんどい努力とかは無用❗楽しくかずを学ぼうね🎵