BVTの記憶動画で、人の骨の名称を作成中なので、15年ほど前に我が子のために購入した骨格標本を引っ張り出してきて眺めている。

とても良くできている標本だと思っていたのだが、肩の部分に違和感があり、追加でもう一体全身の骨格標本と肩の部分だけのものを購入した。

全身のものを並べてみて驚いたのは、新しく購入したものは、頭が小さく足が長くなっている。

日本人のスタイルがよくなっているとは思っていたが、骨格標本にまで影響が出ているのだろうか、二体並べるとその違いは歴然としている。

さて、骨格をみていると、少し猫背気味のスタイルが自然な形なのではなかろうか?という疑問が湧いてくる。整骨院やトレーニングジムなどで「肩を後ろに引いて!胸を張って!」みたいな指導を昔も今もみたり聞いたりするのだが、本当にそれで良いのだろうか?

本来、肩の関節はどう動かすのが自然なのか?

その疑問の答えを探るべく、自分の体で数日前から実験をしている。

四足歩行の哺乳類たちの足の運び方をイメージして腕も足だと考えたら、どういう順番にどのくらいの角度で、手の甲はどちらに向けて振り、足はどう運べば良いのかと。

それで発見したのは、人は「人差し指」の使い方で全身の関節の動かし方と歩くスピード、運動量が格段に変わるということ。人差し指をうまく使うことによって、全く無理なく歩くスピードが段違いに変わるということ。

馬は中指が発達していて、親指は痕跡だけが残っている。あの500kgほどの巨体を四本の中指だけで支えているのだ。幸運を運ぶと言われる蹄鉄を打っている場所は、人間でいうと中指の爪の伸びたところなのだ。

そういうことを考えて、最初は中指を意識して動いたのだが、中指よりもどうも人差し指を意識して歩く方が効果的なように思う。

なんかまた、バカなことを書いてるなあとお思いだろうか?全てを書いていないので、何を書いているのかよくわからず、お読みになっている方がイラついているかもしれないとも思う。ごめんなさい。

でも人差し指をどう使うかは、まだ秘密にしておきたい。

人差し指を使わないで歩いたときは13歩のところを、使うと全く無理なく11歩で歩ける。

自分のこの変化が本物だと確信できたら、機会をみてご紹介することにしよう。

全ては、腕の付け根が、どうついているかがポイントだ。もしかすると、ほとんどの人は間違った歩き方をしているので、身体に歪みができ痛みがおきるのではないか。今の考えが痛みや不具合のある人の、助けになれば嬉しいなと思う。

右が古い骨格標本、左側は新しく購入したもの。

これは、横から見たところ。

どちらも腕の付け根は横でなく、前に向いてついている。

肩の骨格標本

腕の付け根は、足の付け根のように骨同士がバズルのように組合わさっているのではなく、ほぼ靭帯で繋がっている。だから脱臼しやすいんだね。