年少下から通ってくれて、今年の四月から新年中に上がられた生徒の学びをご紹介します。

年中の教材のひとつに、「お話カルタ」というオリジナル教材があります。

A4の用紙にお話のあらすじと、カルタの読み札に取り札(絵札)が書いてあります。

あらすじは、漢字混じりでふりがなも打っていません。

読み札には言葉を書いていますが、絵札には何も描いていません。

生徒はあらすじを大人に読んでもらって、物語をイメージしそれを取り札に絵を描いて完成させるというものです。

札をきれいに切り取って厚紙に貼るか、ラミネート加工をすれば、世界でひとつだけのお子さまのオリジナルカルタが出来上がります。

その生徒のお母様は、私の想像以上にこの教材を学びの道具として使ってくださっているので、ご紹介させていただきます。

この教材、あらすじをあえて易しい言葉に変えたり、ひらがなにしたりせず、大人が読む程度の言葉遣いにしているのは「それってどういう意味?」と、子どもたちが興味を持ってくれることを期待しての事です。

それを感じ取ってくださって、そのお母様があらすじのところに赤で○をつけておられるのが、写真で見えますでしょうか。

その言葉を、ノートに書き出してお子さまと辞書で一緒に調べて意味を書き写しておられます。

 

また、この生徒の「4桁の巻物」も、ご紹介しましょう。

4桁の数字の成り立ちを理解するために1111~9999を書いていってもらうのですが、「適当なところで終了していただいていいですからね」と、申し上げるので大体少し書いて終わりという方がほとんどです。

でも、この子のは太い巻物になっています。

これが自信に繋がるのですね。

「4桁の巻物」